都会の暮らしの素晴らしいところは、なにをするにも困ることがない利便性です。しかし、都会ゆえに得難いのが自然の癒し。この相反する価値をなんとかしたい…。舞台は目黒区大岡山。お部屋で観葉植物を育てたことがある人には、きっと共感いただけるプロジェクトです。竣工以降（2025年3月）には宿泊体験もご用意しています。
リビオの賃貸ブランド初、
「木造」マンション。
都会のマンション生活になかった住まい心地・自然の癒しの提供を「木造」で目指す本プロジェクトは、〝すべての人生にうれしい賃貸マンション〟を標榜するリビオメゾンの新しい取り組みです。「自然の中、木の中に住むような体験を五感で感じてほしい。木造の良さを最大限に活かした取り組みにしたい」（日鉄興和不動産 住宅事業本部・初山祐太） そんな開発メンバーの言葉どおり、住む人があきらかに体感できるほどに自然の力を取りいれることを目指しています。都会の利便性＋自然の癒しをMAXにした暮らしの提案。その全貌を、以下にご紹介いたします。
草原に暮らす感覚を「草屋根」で。
・屋上に150平米の「草屋根ルーフトップテラス」を設置します。草木に溶け込むように配されたベンチの先には富士山が見える。都会にいながら草原に暮らすような感覚を居住者のみなさんが使える共用部で実現。都会の住まいでは味わえない豊かなひとときを目指しています。ご参考までに、記事冒頭の画像はAIで作成した「草屋根」イメージです。大岡山からにしては富士山が近すぎますが…「宿泊体験」でぜひ答え合わせを！
・もちろん省エネ効果も。草屋根で覆われる部分は夏の日差しや冬の冷気が直接屋根に触れないため、屋外環境の室内への影響を小さくすることができ省エネ効果が期待できます。「建物緑化の新たな試み」として、自然を活かした最大限の「癒し」と「省エネ」を目指しています。
「五感で満喫」木々に囲まれる住空間。
建物の外観は、大きな森に見立ててデザインしています。たとえば、居室の窓の上部に見えるカーテンボックスの木目などもその一部です。エントランスは幹をイメージし森の内部に入り込むような空間をイメージ。建物の中に一歩入ると、天然木材の美しい質感や香りに包まれ、森の中にいるかのような感覚に。自然の癒しを体感していただける住まいを目指しています。
環境負荷を低減。
サステナブルな「心地よさ」を。
・草屋根による断熱効果や高効率な設備・システムの導入でマンション全体で20%以上の一時エネルギー消費量削減を目指します。BELS評価に基づく「ZEH-M Oriented」を取得予定。
・天然の木材を使うことで、同規模の鉄筋コンクリートのマンションに比べて、CO2排出量を40％以上削減。木材の炭素貯蔵量（CO2換算）は275t-CO2、スギ（35年生）換算では544本に相当します。
「宿泊体験」で体感・評価していただきたい。
リビオメゾン大岡山の一室を「宿泊体験施設」として開設いたします。サステナブルをコンセプトに、リビオライフデザイン総研「+ONE LIFE LAB」と講談社FRaUのSDGs会員さんのコラボレーションで、住戸内の設備や体験をデザインする予定です。まだだいぶ先になりますが、「ONE LAB・CASE 大岡山」にもぜひ体験にいらしてください。（日帰り体験も可能です）
DATA
「リビオメゾン大岡山」
・木造賃貸マンション（地下1階RC造、地上1〜４階 木造）
・「優良木造建築物等整備推進事業」令和５年度選定
CONCEPT
・自然とともに暮らす新たな「住体験」を提供したい。
・サステナブルをテーマにした宿泊型体験住戸を設定。
・自然素材である木造に住む価値を十分に感じていただく。
・木材を多く使用した住戸内装。
・風を感じる草屋根ルーフトップテラス。
・草木の力で環境負荷を低減。
用語補足
＊BELS＝Building-Housing Energy-efficiency Labeling System（建物と住宅のエネルギー性能に関するラベリング制度）。国が定める省エネ性能の評価制度。
＊木材の炭素貯蔵量…木は伐採され住宅などで使われた後も、貯蔵済みのCO2を大気に放出しません。成長した木材を使用し新たな若木を植えることで地球全体で吸収できるCO2は増加します。
リビオメゾンのブランドサイトもぜひご覧ください。