ライフデザインby LIVIO

お客さまの豊かな〝人生のデザイン〟のために。リビオの考えや取り組みをご紹介いたします。

お客様の声から誕生! リビオでの暮らしが豊かになる 「リビオアイデアズ」

お客様の声から誕生! リビオでの暮らしが豊かになる 「リビオアイデアズ」
日鉄興和不動産株式会社
住宅事業本部 開発推進部
商品企画グループ グループリーダー

吉野 奈美子

「リビオアイデアズ」は、リビオのブランドメッセージである「あったらいい、あたらしい、あなたらしい」に基づき、顧客視点に立って開発されたリビオの基準です。
本記事では、リビオアイデアズを生み出した商品企画グループのリーダーである吉野氏に、誕生秘話や商品の特徴を伺います。

【POINT】
1.顧客視点をカタチにした開発プロセス
2.日常の「困りごと」を解消する収納と水回り
3.これからもお客様に寄り添った商品づくりを

1.顧客視点をカタチにした開発プロセス

リビオライフデザイン!サロンにて
これまで商品企画グループでは、リビオのマンションに統一して導入する標準仕様の企画・開発を行ってきました。その中で、今まで物件ごとに様々な設備仕様や商品企画の開発や改良を重ねてまいりましたが、改めて“リビオの基準”としてリビオブランドの基盤となる商品の必要性を実感し、お客様の声をカタチにした、約60にもおよぶ基準をつくったのが「リビオアイデアズ」です。

今回リビオアイデアズを開発するにあたり、一番大事にしたのが、当社のブランドメッセージにも込められている「顧客視点」です。リビオは、“人生を豊かにデザインするためのマンション”をコンセプトとしており、お客様一人ひとりの人生を豊かにするために考えつづけるマンションブランドです。当社では、物件の竣工から1年、5年、10年を経過した物件に対して、社員が自らリビオの入居者様のご自宅に伺って、住まいの利用状況や満足度を把握するための入居者調査を毎年実施しております。この入居者調査はコロナ期間を除き、10年以上続けている取り組みです。リビオアイデアズは、この入居者調査を通して得られた、入居者様の声や調査アンケートを踏まえて商品企画したものです。
(左)入居者調査で使用したアンケート (右)2024年に実施した入居者調査の様子

入居者調査を終えた後、調査結果の分析、そこから仕様を決めるために打合せを多数実施しました。まず、商品企画グループと実際のプロジェクト開発担当者や販売担当者を交えて水回りチーム(キッチン、洗面化粧台、ユニットバス班)と収納チームに分かれ、それぞれリビオアイデアズのベースとなるアイデア案を出していきます。例えば、水回りチームのキッチン班では、限られたスペースの中、どんな工夫をしたら調理スペースを確保できるかを考え、料理が好きになるキッチンを目指しました。また、洗面室や浴室は『掃除がしにくい』『水垢が気になる』などの声も多く挙がっていましたので、きちんとモノの整理整頓ができ、いつでもきれいな洗面台を、ユニットバスは「清掃性」に重点をおいて検討を重ねていきました。
一方の収納チームに関しては『狭い』『足りない』といった声が多く、整理収納アドバイザーの意見も参考にしながら、モノの位置を決めて「片付ける」よりも「しまう」収納を考えていきました。どちらも、日ごろの行動プロセスを丁寧に考え抜いた商品設計を心掛け検討を進めました。

そして着想から約1年をかけて、ようやく大枠の仕様が決まると、社内の意見聴取や市場調査の一環としてのLINEアンケートを実施して、最後のブラッシュアップを行い、最終的に約60ものアイデアを「リビオアイデアズ」として商品化しました。

2.日常の「困りごと」を解消する収納と水回り

「リビオアイデアズ」は、収納、水回り、防災、間取りの4つのテーマで構成されており、特にこだわって開発したのが、「収納」と「水回り」です。

例えば注目していただきたいのが「リネン庫」です。入居者調査で『洗面室で収納に困ることはありますか?』という質問をしてみたところ、半分くらいのお客様から『衣類の一時置き場所に困っている』というお声をいただきました。確かに、脱いだ服は洗濯機に入れるとして、限られたスペースの中で、新しい着替えをどこに置くべきか迷われる方は多いと思います。そこでリビオアイデアズのリネン庫では、収納の中間に棚を設けて、衣類の一時置きスペースとしても使える形にしました。

リネン庫のリビオアイデアズの一例

それから「トイレ収納」も工夫しました。最近のトイレットペーパーは、3倍巻きのような大容量サイズがあったり、6ロールや12ロールパックを『買ってそのまま収納スペースに入れたい』という声が意外に多かったりしました。そこでトイレ収納部分に縦の仕切りを持たせて、大きなサイズのトイレットペーパーもそのまま収められるようにしています。

トイレ収納のリビオアイデアズの一例

過半数の方が何かしらのお困りごとを持っていたキッチンは、「収納」と「機能」についての改善を図りました。例えば、深い引き出し収納って上部に空きスペースができてしまうことって、よくありますよね。その空間を有効活用すべく、引き出しの中に取り外しができるワイヤータイプの収納を取り付けて、引き出しの上下をすみ分けられるようにしました。ここに調理器具やトレーなどをしまえるので、使い勝手も大きく向上します。お客様の行動プロセスに沿ってキッチンタオル掛けスペースも扉側にあらかじめ実装しています。

このように「リビオアイデアズ」では、今までありそうでなかったアイデアで、住むほどに満足感が高まる新しいマンションの体験をお届けします。

キッチンのリビオアイデアズの一例

3.これからもお客様に寄り添った商品づくりを

日鉄興和不動産のマンションブランド「リビオ」は、2021年に“人生を豊かにデザインするためのマンション”をコンセプトにリブランディングしましたが、今回の開発を通して、このコンセプトがお客様に徐々に浸透してきたと実感しております。「リビオタワー品川」や「リビオシティ文京小石川」といったフラッグシップ物件の供給もあり、当社の注目が高まっている今だからこそ、お客様に自信をもってPRできる基準として「リビオアイデアズ」をお届けできたのは、リビオを開発する者としても良かったと思っております。

また、品川の「LIVIO Life Design! SALON」にも特設コーナーが設けられており、収納や水回りなど、約60ものアイデアのほとんどを実際に体感していただけます。アイデアのポイントを解説した「アイデアズカード」も展示しており、ご自由にお持ち帰りいただけます。

今後も「リビオアイデアズ」は、変わらない顧客視点をもとに、これまでのカテゴリにこだわらず幅を広げていきたいと考えています。ぜひご期待いただけますと幸いです。

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