プロジェクトレポート

2019年4月24日

宅配型トランクルームサービス「sharekura」

宅配型トランクルームサービス「sharekura」

日鉄興和不動産の新築マンションに導入

スケールメリットを活かして、送料無料を実現

~宅配ボックス経由の受け取りを可能にすることで、不在時の再配達防止を目指す~

 

日鉄興和不動産株式会社が販売中の新築分譲マンション「リビオ東伏見公園」および「リビオレゾン新橋 nex」において、

データサイエンスプロフェッショナルズ株式会社(以下「DATS」)が提供する宅配型トランクルームサービス

「sharekura(シェアクラ)」が、入居者専用サービスとして導入されることとなりました。

 

マンションのスケールメリットを活かした配送フローを設け、通常取り出し時にかかる手数料について同フロー利用の場合は無料となるサービス(※)を提供します。

また、マンション設置の宅配ボックスに最適化された、専用段ボール箱を開発することで、荷物受け取りの際、配達時間に合わせて在宅しなければならないといった負担が軽減されます。

 

 

※一度の取り扱い個数や申し込み時期には制限があります。

宅配型トランクルームサービス「sharekura」の概要

「sharekura」は、「モノがないと部屋はこんなに広くなる」をコンセプトとした、宅配型のトランクルームサービスです。

スマートフォンや PC で荷物を管理することができるため、自宅の外にありながら、自宅のクローゼットの延長として使うことができるセルフストレージサービスです。

宅配型トランクルームは、荷物を運搬するための自動車を所有する必要がなく、自宅の近くにトランクルームがない場合でも手軽に利用できます。

また、自宅以外に配送することができるため、出張先やレジャー施設などでも利用でき、最近では、2拠点および多拠点生活者にも活用が広がっています。

 

 

使い方の流れ

1.入居者専用サイトから申し込み、専用ボックスを取り寄せ、品物を詰める

2.スマートフォンや PC で集荷を依頼

3.預けた品物をスマートフォンや PC で管理

4.取り出したい品物をスマートフォンや PC で申し込むと、自宅(不在の場合、宅配ボックス)に届く

導入の背景

日本国内における関東大都市圏(※1) の一人当たり住宅面積は 23.8 ㎡と、先進国の中で最も小さいとされており(※2)、

都市部に住む人の 4 割が住宅の収納に関する不満を抱えているとされています(※3)。

特に近年、分譲マンションは建築資材や人材不足に伴う価格の高騰を受け、居室や収納面積を縮小する傾向にあり、

理想とされている収納率 8%は達成が難しいと言われています。

他方、新築マンション購入者の意識調査によると、こだわりたいポイントとして「充実した収納スペース」を挙げる声が 45%を超えており(※4)、

住宅を供給する事業者が外部のトランクルームサービスと提携する動きが加速しています。

このような市場ニーズの高まりを受け、DATS は 2019年1月31日(木)から、宅配型トランクルームサービス「sharekura」の提供を開始しました。

 

今回、日鉄興和不動産が提供するマンションにおいて、入居者向けサービスの一つとして「sharekura」が導入されることとなりました。

今回のサービスでは、マンションに備え付けの宅配ボックスを活用して荷物の受け取りができるため、

入居者は急な予定変更などでも宅配業者との調整をすることなく、好きな時に荷物の授受が行えます。

また、物流業界ではトラックドライバーの有効求人倍率が3.2倍に達するなど(※5)、人材不足が深刻な課題となっていますが、

住人不在による再配達などの必要が少ないことなども、導入への後押しとなりました。

 

 

※1)東京都特別区,横浜市,川崎市,千葉市,さいたま市の中心市と周辺市町村を合わせたもの

※2)日本:総務省「平成 25 年住宅・土地統計調査」(データは 2013 年)、アメリカ:U.S.Census Bureau 「American Housing Survey 2013」、イギリス:Department for Communities and Local Government「English Housing Survey 2013」、ドイツ: Bundesminister für Verkehr, Bau und Stadtentwicklung 「Wohnen und Bauen in Zahlen 2011/2012」(データは 2010 年)フランス: Insee「enquête logement 2013」

※3)国土交通省「平成 25 年住生活総合調査」

※4)MAJOR7「第 22 回新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2014 年」(N=4,832)

※5)厚生労働省「一般職業紹介状況(平成 31 年 2 月)について」

「sharekura」が目指す世界観

これまで大量消費の時代が長く続いてきましたが、現代の価値観は大量消費から「意味のあるもの」を選択して消費する合理的な消費社会へ移行しています。

また、消費スタイルも個人所有ではなく、シェアリングエコノミーと呼ばれる共同所有の形が拡大しています。

背景には、社会保障への不安や所得の減少、増税といった経済的な不安のほか、SNS をはじめとするインターネット上での情報共有の仕組みや

コミュニケーションの変化による価値観の多様化で、個人の嗜好を反映した少量多品種のモノが求められるようになってきたことがあると考えられます。

 

「sharekura」は、こうした世界観を実現し「あらゆるモノをクラウドサービスのように、必要な時に必要なだけモノを消費する」生活を支えるインフラサービスを目指し、

限りある地球上の資源制約の中で、レンタルやリサイクル等を活用し、世界中の人々の個性に沿った、多様な消費スタイルを作っていきたいと考えています。

 

ビッグデータや人工知能を活用することで、人がやらなければいけない単純作業は減り、物流も自動化等によりさらに効率化が可能だと考えています。

本サービスでは、まずモノのデータを電子化し、クラウド上でモノを簡単に出し入れできる仕組みを作ることで「可処分空間」を拡げ、

人々の生活をシンプルで快適なものにしていくことを提案してまいります。